はっきりした目的を決めず「何か面白い本はないかなあ」と探すときのよくある方法は
・本屋に行く
・人に聞く
・「キーワード 本 おすすめ」で検索する
などでしょう。ただこれらの方法は私の経験上、成功確率が低い。私が試行錯誤して編み出した大当たりが出やすい探し方をご紹介します。
作者検索
お気に入りの作者が書いた他の著作を探します。一般的な方法ですね。
訳者検索
お気に入りの翻訳家が翻訳した他の作品を探すのもおすすめ。ニッチな本を翻訳した訳者は、他にもニッチな本を訳していることがあります。
シリーズ
出版社のシリーズにも目を向けましょう。同じようなジャンルが見つかります。
私は中学生のころは講談社YA!ENTERTAINMENT、大学生は岩波少年文庫。今は新潮クレスト・ブックスをよく読みます。
映画の原作
良い映画を見た後は、必ず原作も検索しましょう。
メールマガジン
本を紹介しているメルマガを購読する。たいてい無料です。
おすすめはBookriot。本のジャンルごとにメルマガがあります。私は、ノンフィクションジャンルのTrue Storyを購読していて、週に2通送られてきます。Bookriotはすべて英語ですが、苦手な人はDeepLで翻訳すればサクッと読めます。
Podcast
本を紹介しているPodcastを聴く。これも無料です。
さきほど紹介したBookriotにもジャンルごとにPodcastチャンネルがあります。その他にも私のおすすめをこちらで紹介しています。
本リストを作る
読みたい本が出てきたら、その都度リストに追加していきましょう。私はAmazonのほしいものリストに追加するか、専用のテキストファイルに追記しています。「何か読みたいなあ」と思ったときにそのリストを見返す。本というのは読みたいタイミングがありますから、豊富なリストを準備しておき、そのときどきの気分に合わせて選ぶのがよいでしょう。読みたい本リストが充実していると生きる希望にもなりますしね。
ここからは心構えです。
バットを振り続ける
素晴らしい一冊にはなかなか出会えません。それでも諦めずに探し続ける。まずは心構えが大切です。どこにいても何をしていても「良い本はないか」と鼻を利かせる。地道な探索によって傑作は見つかります。
可能性に懸ける
「面白いかもしれないし、面白くないかもしれない。どんな内容かよく分からないしやめておこうかな」もったいない。結局無駄になるかもしれませんが、それでも可能性に懸けてみましょう。ハズレを恐れてはなりません。1冊の傑作に出会うために10冊の駄作を掻き分ける。そんな気持ちで臨みましょう。
損切り
面白そうと思って読み始めても「やっぱりつまんなかった」なんてことはざらにあります。せっかく買ったし、せっかく読み始めたし、そうやってダラダラ読み続けるのはおすすめできません。時間は限られているしこの世にはごまんと本があります。サッと損切りして次を探しましょう。
資金を稼ぐ
私は大学生のころアルバイトしておらず、自由に使えるお金がそれほどありませんでした。たいていは図書館で借りていましたが、読みたい本が図書館にないこともあります。そんなとき買うしかありませんが、高いと躊躇してしまいます。何冊も買えませんし。金額が理由で購入を迷うのがすごくストレスでした。でも働き始めた今はお金を気にせず注文できます。自由な時間が減るのは悲しいですが、読書生活の資金を得られますからお金を稼ぐのはおすすめです。
さいごに
No Book No Life.あらゆる手を使って本を探しましょう。