最近、ランニングシューズ(兼 通勤シューズ)を新調しました。MERRELL(メレル)のVAPOR GLOVE(ベイパー グローブ)6です。さて、新しいシューズについて説明する前に、私が過去に履いてきたシューズと、シューズ界の流行の話をさせてください。
シューズ界のブームとベアフットシューズ
私が大学生でランニングを始めたとき、ランニングが趣味の父の勧めで履き始めたのはNIKEのFreeというシリーズでした。ランニングシューズにはブームがあり、2010年代前半ごろにある本がきっかけとなってベアフットという裸足で走る感覚のシューズが大流行しました。NIKEのFreeもベアフットシューズの一つです。いままで履いてきた靴と違って柔らかく軽く、自然体で走れるのが好きで、大学生の頃から今に至るまでランニングシューズは常にNIKEのFree。計3足履いてきました。
その間、ランニングシューズ界には2017年頃から厚底ブームがやってきていました。サポート材がしっかり入った厚底のシューズを履いたアスリート達が長距離走で次々と好記録を出し、市民ランナーの間にも厚底ブームがやってきたわけです。
私も一度試してみましたが、私には合いませんでした。たしかに地面を蹴ったときの反発はしっかりしているので自然に前に進むのですが、とにかく重い。私は手荷物も腕時計も靴も軽いのが好きなんです。重いと疲れてしまいます。それに厚底シューズは硬くてしならないのも好みではありません。
NIKE、HOKA、On、asicsなどシューズメーカーはこぞって厚底を売り出している中でもNIKEのFreeシリーズは種類を減らして細々と続いていたので、NIKEの直営店に最新のFreeを試しに行ったところ、お店の人にFreeは置いてないと言われてしまいました。「お店はこんなに広いのに置いてない?ガーン」軽いベアフットシューズが好きな私にとっては悲しい時代です。
靴を店舗で試さずに通販で買う勇気は無かったので、NIKEのFreeに代わるベアフットシューズを探す旅が始まり、たどり着いたのがMERRELLでした。MERRELLは登山やトレイルランに特化したメーカーです。トレイルラン向けにベアフットシューズを出していますが、これは平地のランニングや筋トレにも使えるそうです。
VAPOR GLOVE 6
ラインナップはいくつかありましたがVAPOR GLOVE 6が私にはしっくり来ました。その重さは片足130g。履いたときは軽くてびっくりしました。ちなみに私はカジュアルなお出かけ用に履いているNew Balanceのスニーカーは軽くて履きやすいと感じていたものの片足280gほどあるそうです。VAPOR GLOVEはその半分以下ですから、それはびっくりするわけです。
NIKEのFreeは多少クッションもあったのに対して、VAPOR GLOVEはまったくなくてペラペラという感じです。これは好みが分かれるところだと思いますが、私はそれぞれの良さがあると思います。Freeの軽いクッションに支えられて走りやすかったです。一方のVAPOR GLOVEは支えはないものの、軽いので足がスイスイ前に進みます。さらに、裸足に近いので、「自分の足で走っている」という感覚も味わえます。
ただ、私がVAPOR GLOVEを一番いいなあと感じるのは走っているときではなく、歩いているときです。ソールが薄くてしなるので、地面のでこぼこを直接足の裏で感じられるのですよ。その感覚が楽しくて、あえて点字ブロックやマンホールなど凹凸を探して歩いてしまいます。まさに歩くのが楽しい靴です。
道具が動機になる
道具において「使っていて楽しい」とか「使いたくなる」という要素は大事だと思います。
「この傘を差すと雨の日も気分が上がる。」「この包丁を使うと料理が楽しい。」「この文房具が好きで手紙を書きたくなる。」「このキーボードで文章を書くと楽しい。」「このカメラを使いたいからお出かけしたくなる。」
道具が行動を促したり、道具自体が動機になったりするわけです。そう考えると道具選びも大事だなあと思います。
さて、新しく手に入れた歩くのが楽しい靴によって私は寄り道が増えそうです。