6月に映画「マテリアリスト」を見ました。
<映画のあらすじ>ニューヨークの結婚相談所でマッチメーカーとして働くルーシー。しかし、彼女自身はマテリアリストとして、仕事一筋の独身を貫いている。そんな彼女の人生が、二人の男性との出会いと再会によって激しく揺れ動く。一人はルーシーのクライアントの兄であるハリー。身長180cm、気が遠くなるほどリッチな投資家、すべてが完璧な彼から情熱的なアプローチを受けたのだ。もう一人は元カレのジョン。互いに愛し合っていたが、俳優を目指してバイトを転々とする彼との貧乏生活に耐えられず、破局した。ルーシーはハリーとの真剣交際に踏み出すが、夢を諦めないジョンへの想いも再燃。そんな中、クライアントがある事件に巻き込まれ、ルーシーは仕事も恋愛も岐路に立たされる。
結婚相談所に来るクライアント達は、相手の年齢、学歴、年収、職業、外見といった条件を重視して、容赦なく足切りする。ルーシーを含め結婚相談所のスタッフ達は、クライアントごとに条件を踏まえて市場価値を見極め、どの組み合わせが釣り合うかを考える。映画ではそんな様子が描かれていました。
でも、恋人でも友達でも人を好きになるのは、世間一般で「良い」とされる条件が揃ったときではないと思います。条件に叶う人は候補には上がりますが、決め手にはならない気がします。
人との出会いについてよく思うことがあるんです。私は「全科目の平均点が高い人」に出会いたいわけではない。そうではなく、運命的とも思えるような、私を「おお!」と驚かせてくれる特別な人に出会いたいんです。私が人を好きになるのは、その人の個性が私に刺さったとき。「この人だ」と思える強い魅力に出会ったら、条件に多少見劣りする部分があっても関係なくなります。容姿も評判も性格の一部も大した問題ではなくなるんです。
結婚相談所に来るクライアント達のように、最初から厳しい条件で絞ってその中から選ぶやり方は効率的に思えるかもしれませんが、大物を取り逃す危険が高いと思います。ストライクゾーンを幅広くもって、見逃さないように常にセンサーを張っておくのが大事です。キラリと光る何かが見えたら、自分から話しかけてご飯に誘って距離を詰める。大物は一本釣りです。空振りするときもありますが、一人でも自分に刺さる人に出会えれば空振りも大したことではありません。
そうやって出会ってきた人々は私にとって大切な存在です。ときどき遊びに誘っておしゃべりします。彼らと話すたびに「本当に面白いな」と思いますし、「仲良くしてくれてありがたいな」と思います。条件の網から、一本釣りに変えてみるのはいいと思いますよ。