発信の領域を絞るべきか

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発信の領域を絞るべきか。テーマ選びについて

今日は、「発信の領域を絞るべきか」というテーマについてお話ししたいと思います。これから発信を始めてみようと考えている方の、テーマ選びについて、私の経験とおすすめをお話しします。

ちょっと本題に入る前に、雑談として、私は今日11月16日(日)に技術書典というイベントに行ってきたので、そのお話しをさせてください。


1:00 技術書典について

今日私が行ってきたイベントは技術書典という、技術書の同人誌イベントです。東京の池袋にあるサンシャインシティで開催されていました私は仕事が経理なので、IT関係とは異なりますが、個人的にコンピューターが好きで、ホームページを作ったり、LinuxやRaspberry Piに興味があったり、IT的な分野に興味があります。新しい話題や、自分の知らない面白い話題が見つかったらいいなと思っていましたまた、同人誌イベントというものにそもそも参加したことがなく、今回が初めてでした。創作マインドを持っている人たちの熱に触れたいという思いもあり、参加することにしました。私自身は技術書を書きたいわけではありませんが、いつか本を書けたらいいなと思っているので、本を作る活動に触れてみようと思って行ってみたのです。

技術書典は、オフラインイベントの開催は今日だけですが、オンラインでPDF版が買えるのは11月末まで開催されています。オフラインイベントに参加できなかった方も本を手に入れることができますので、興味がある方はチェックしてみてください。今年で19回目くらいと、かなり歴史を重ねているようです。

4:46 参加した感想

とても楽しかったです。 事前に入場整理券(無料)を手に入れて入場しました。会場内での買い物は、アプリ内でQRコード決済をする形になっていました。 会場内はすごい熱気がありましたね。かなり広くて、運営の方や売り手の方など、100人以上いたかもしれません。ブースもたくさん出ていました。サークルという雰囲気で、和気あいあいとした感じで、私はその雰囲気が好きでした。 みなさんが楽しんで活動されているという感じで、技術が好きな人が本を書き、作った人が実際に売っているので、熱量があって良かったです。 私は本業がITではないため、若干アウェーな気持ちで一人で行ったのですが、みなさん気さくに「見本を読んでいってください」と声をかけてくださり、本を買わずに立ち去る時も「ありがとうございました」と言ってくださるなど、ポジティブな雰囲気でした。

取り扱っている分野もかなり幅広く、IoT関係のArduinoやRaspberry Pi、電卓、セキュリティ、AWS、AIの話題、キャリアに関する話から、レシピ本や英語習得に関する本まで、とにかくいろんな話題がありました。 中には「テキストエディタVimで動画を見る」といった魔改造に関する面白い本もあり、思わず笑ってしまいました。ギークな方が多かったですね。

8:16 購入した本

今回、私は2冊の本を買いました。

1冊目は「ログの読み方・書き方入門」。

私はエンジニアではないので、本来は必要ないかもしれませんが、ログに関する基本的な知識や読み方、書き方の方針を理解したいと思って購入しました。ログに何を書くべきか、ログから何を読み取るか、必要な部分をどう見つけるか、といった考え方が日常にも応用できるのではないかと思い、面白そうだったので買ってみました。私自身、日記を書くので、その参考になるかなとも思いました。

紙の本を買うと、PDFもダウンロードできるという販売形式でした。

もう1冊は「テックポエマーと歩くソフトウェア設計の地図:読みやすさからリリース切り戻しまで」です。

これもソフトウェア設計をしない私には必要な本ではありませんが、考え方がとても参考になりそうだと思って購入しました。コードをどう書くべきか、モジュールについて、ソフトウェアのテストや設計、そして「オブザーバビリティ(可観測性)」についての話が書かれていました。 オブザーバビリティとは、システムの中で何が起きているかを理解することを重視する考え方です。トラブルが起きた時に、監視しやすくするという概念で、これは普段の自分の生活の中で、自分自身を観察することにも役立つのではないかと感じました。この本はかなり分厚いですね。 その2冊を買って帰りました。


12:00 本題:発信の領域を絞るべきか。

本題の「発信の領域を絞るべきか問題」に入ります。 私がペンネームでホームページを作り始めたのは2018年頃で、それまでに約1年間、テーマ選びについて悩む期間がありました。その熟考する中で、発信の方針について様々な記事を検索して読んでいました。

当時よく見かけたアドバイスの一つが、「掛け算をするべき」という意見でした。これは「ニッチトップを目指せ」ということです。 例えば、料理が好きでも、料理ができる人はたくさんいるので、それだけでは埋もれてしまいます。そのため、「料理✕エッセイ」や「料理✕動画」、「カレーをスパイスから作る」や「キャンプ飯」といったように、領域を狭く絞り、それを極めることで、その分野で検索された場合に上位にヒットするという方針です。 私は最初、この方針でやろうとしましたが、結局あまりうまくいきませんでした。

15:00 領域を絞らないメリット

「ニッチトップを目指す」というやり方は、人々に見つけられやすい、尖れるという部分で理にかなっており、人によっては非常に有効だと思います。しかし、私には合いませんでした。 その理由は、領域を絞るとその領域についてしか語れなくなるからです。それが私にはつまらないと感じましたし、すぐに発信することがなくなってしまうのではないかと思いました。 そして、人間はもっと多面的で複雑なものだと思います。私は好きなことや興味があることがたくさんあるので、ずっと同じことだけをやり続けるのが苦手というか、飽きてしまうのです。

17:00 読者の視点

私は、作り手として多面的な方が楽しいし、読み手・視聴者にとっても、そちらの方が活動を追いかけるのが面白いのではないかというのが私の意見です。 私が好きな作家さんを例に挙げます。

リチャード・ファインマンさんやオリバー・サックスさんの自伝を読んでも、彼らが多様なことに興味を持ち、多方面で活動したことがわかります。人は多くの側面を持っており、それを追いかけるのが楽しいです。 書き手としても、読み手としても、私は様々な分野で活動する方が良いと考えています。

20:28 私のホームページのコンセプト

私がホームページを作る際に参考にしたサイトの1つに、「四畳半の住人」というホームページがあります。 このサイトは、梅干し作り、ガスコンロの掃除法、飯盒での米炊き、文旦の食べ方、銭湯マップ、包丁研ぎ、版画年賀状、わかさぎ釣り、潮干狩りなど、とにかくいろんな話題について書いてあり、多くのトピックが最初のページに並んでいます。

私は、自分のホームページもこんな風にしたいと思っていました。自分の様々な興味あることが、庭のように、あるいは実験室のように、試行錯誤している様子がそのまま見えるようにしたかったのです。整理された店ではなく、ごちゃごちゃした実験室のような感じにしたかったのです。

23:10 現在の活動内容

私の現在のホームページは、当初の「読んだ本のリスト」から始まり、今では以下のような項目が増えてきました。

このように項目が増えて、自分の興味あることが発信に繋がってきており、理想の形になってきていると感じています。

25:44 創作の理想の形

私の理想は、「普段考えたり作ったりしているものが、自然と発信につながる」という形です。 発信するために企画を考えたり、発信するために勉強してまとめたりするのではなく、普段考えていることや、やっていることの結果として、自然にそれが発信につながるのが理想です。 この理想に今、かなり近づいていると感じています。 読んだ本が本の感想に、 テクノロジーに興味を持って試したことが、「こういうことをやってみました」という紹介動画に、 経理の仕事について勉強したことがwebページに、 戦争と平和について情報収集したことが、紹介ページに。日常の延長として創作がある、無理のない感じが良いのです。インプットからアウトプットまでできる形。活動を続けやすいし、自分にとって意味のある活動になると思います。自分の活動が記録として残るので、見返すことができます。

28:10 新しい発信者へのおすすめ

新しく創作・発信の活動をやってみようと思っている方に、私が伝えたいのは、 「自分がどこならニッチトップになれるか」という競争的な視点、つまり「他の人より一歩抜きん出るにはどうするか」という視点から始めるのではなく、 「自分の好きなことや興味のあることを、自然に発信に繋げられないか」という視点で、自分の活動を考えてみるのがおすすめです。