テレ東ワールドポリティクスの最新回「もしロシアが勝利したら?ウクライナ戦争後の世界と激変する戦場」を見ました。以下、感想です。
・ロシアがウクライナ侵攻で勝利した場合、数年後にはさらにエストニアに侵攻する可能性があると聞いて驚きました。ウクライナ侵攻でロシアの野心は遂げられると思っていたので、拡大する余地があるとは考えていませんでした。
・ウクライナのゼレンスキー大統領が独裁的な傾向を強めているという話は知りませんでした。ウクライナ最高会議が、汚職対策当局から独立した捜査権を奪う法案を可決したということです。どういう背景なのかはわかりませんが、気になる動きです。
・短期的な融和政策が長期的に戦争を引き起こすという話がありました。2014年のクリミア併合時にアメリカのオバマ政権が融和的な態度をとったことが、ロシアを増長させた可能性があるという指摘には考えさせられます。核戦争を避けるための融和策が、長期的にはさらなる戦争につながるというジレンマに、この問題の難しさを感じます。
・今回の戦争では圧倒的にドローン攻撃が主体になっていることにとても驚きました。大学生のときにドローンを戦場で使うことに関する本「ドローン情報戦」を読みました。その時はまだ現実味がありませんでしたが、とうとうその時代が来たのだなと感じています。