イタリア旅行記

3月末から1週間イタリアに新婚旅行に行ってきました。

私は長旅が苦手なので「北海道に2泊するのはどう?」と提案したのですが、夫が「そんな週末にいけるような場所に新婚旅行では行かない。絶対にヨーロッパ」と強めに主張したので、「じゃあこんな長旅は一生に一度だけよ」と約束させてJTBのイタリア団体旅行に申し込みました。

行きは15時間、帰りは12時間。エコノミークラスの長く辛いフライトでしたが、耐えた価値はありました。素晴らしい国です。歴史の長さと美意識の高さを感じました。そしてイタリアは美食の国。何を食べても美味しかった。毎日ワインです。日本食が恋しくなるなんてことはありませんでした。


4つの都市を回りました。商業の街ミラノ、水の都ヴェネチア、芸術の街フィレンツェ、永遠の都ローマ。どこも良かったのですが、特にヴェネツィアとローマに感動しました。

ヴェネツィアでゴンドラに乗る

ヴェネツィアはもう夢の島です。車の乗り入れが禁止されていて、移動手段は船か徒歩。ヴェネツィアを舞台にした映画「鳩の翼」で見た美しさそのままでした。

ローマは長い長い歴史を感じました。バチカン、コロッセオ、フォロ・ロマーノに行けたのは良かったですが、他にももっといろいろ見たかったです。特に公衆浴場の中を見られなかったのは残念でした。ローマは「また観光に行きたい」というより「住みたい」と思いました。一日の終りにジェラートを食べてワインを飲んで、週末になったら遺跡や教会を巡ったり高いところから街を見下ろしたり、そんな生活を数年間やってみたいです。観光で少し滞在するくらいでは味わいきれないと思いました。

フォロ・ロマーノは古代ローマの遺跡

夫はイタリアに大変感動していました。「またイタリアに行きたいな。フランスにも行きたい」と、それとなく私をヨーロッパ旅行に誘ってきます。フライトの苦しみを引き換えにして行くか迷うところです。(ビジネスクラスに乗せてくれたら行くんですけどねえ)